こんにちわ!長年バレエを続けているユリです。前回までに足と手のポジションについてご紹介してきました。今回からは、いよいよ動きに移って行きましょう!まずは踊る上でとても大切な膝を曲げる動きプリエについて、気をつけたいポイントと合わせてご紹介していきます♪
プリエって?
簡単に言うと膝を曲げる動きです。バレエのレッスンではこのプリエから始まります。ジャンプや回転、それぞれの動きの繋ぎとしてバレエの動き全般にとても重要な役割を果たします。
プリエには、小さいプリエ=ドゥミプリエと、大きいプリエ=グランプリエがあります。
ドゥミプリエは足裏全体が床から離れません。
グランプリエは2番ポジション以外は、膝を深く曲げることで、結果的にかかとが床から離れる状態になります。
唯一2番ポジションだけがグランプリエでも足裏全部が床についています。
ポイントをおさえてプリエをしよう
まずは足のポジションの時と同様に、わかりやすいよう両足を揃えて、6番ポジションで注意したいポイントをチェックしていきましょう。
チェックポイント①お尻と内もも
6番ポジションで立ちます。左右の内ももを中心に引き寄せるようにして、首の後ろをまっすぐ上に向かって引き上げます。この時のお尻に力が入っている状態を意識してください。
その状態で膝を曲げていきます。
膝を曲げるとき、休憩するかのように思って力が抜けてしまいがちですが、プリエの時にこそ、立っている時以上に状態を上に引き上げる意識が必要です。
お尻が緩むと、後ろに引けてしまい上半身が前傾してしまうので、立っている状態の時のお尻の意識を忘れないようにするのがポイントです。お尻は踵の上に乗せるようにプリエするといいでしょう。
チェックポイント②膝の向き
次に膝の向きをチェックしましょう。
つま先と同じ方向に膝が向いているようにします。
この時、つま先と膝の方向が違うと、捻れが生じて身体を痛める原因になりますので、ここは必ずチェックしておきたいポイントです。
6番ポジションでのプリエを頭に入れて、各ポジションでのプリエをしましょう
1番~5番ポジションでプリエをしていきましょう。
ここでまず注意しておきたいのは、つま先を開きすぎないということです。
つま先と膝に捻れが生じた状態では、正しいプリエができず、状態が安定しません。
開いていると上手そうにに見えがちですが、そのようなことはないですし、正しい動きができないとそもそも上手に踊れないので気をつけましょう。
1番ポジション、2番ポジション、5番ポジションでは、重心は真ん中です。
四番ポジションでは前後の足のなん中に重心がきます。
プリエをしていくと内ももが離れて行きますが、中心に向かって引き寄せ合っている感じを忘れないようにしましょう。
そしてお尻が緩んでしまうところまで膝を曲げてしまわないのもポイントです。
見た目重視で行ってしまうと自分の正しいプリエができません。お尻が緩まないところまでがあなたのプリエです。
まとめ
プリエを大事に丁寧に行うことで、踊りの質も変わってきます。お尻の力が抜けてしまわないよう、身体に染み付くまでは意識していきましょう。